はじめに
劇中に出てくる魔道士の造形が漫画「ベルセルク」のゴッドハンドに影響を与えたことで有名なこの作品。
有名なピンヘッド(釘頭)もこの作品のキャラクターです。
テレビゲーム「デッドバイデイライト」をプレイされる方はご存知かもしれません。
2022年にアメリカのHuluでリメイクが配信されました。
日本ではディズニープラスが権利を持っているみたいですが2023年現在、配信されていません(泣)
ピンヘッドが女性になったリブート作品みたいです。
早く日本でも配信してほしいですね…
追記(2024年9月)
気づいたら、各動画配信サイトで配信されていました。
しかし、各サイトとも単話有料です…
原作者のクライブ・バーカーはスティーブン・キングと違い、オックスフォード大学で哲学や宗教を学んでいるので、良くも悪くも宗教のキーワードなどが出てきて理屈っぽいです。
そこを楽しめれば、面白い作家ですね。
この映画が公開された頃には日本でも「血の本シリーズ」が出版されて、評判になりました。
血や皮や肉といった肉体をモチーフに取り扱ったスプラッターが多く、そこが当時は斬新でした。
外伝のストーリーも映画化されていますが、ナンバリングされている4作目で、ちゃんと物語は完結します。
4作目でパズルボックスの誕生から壊されるまでを描いていますのでご安心下さい。
また、続編と言っても前作が関係の無かったように作られる作品も多い中、2以降は前作のラストシーンから始まるのも良心的ですね。
では各作品を観ていきましょう。
*ここからはネタバレありです。未見の方はお気をつけ下さい。
あらすじと考察
第一作
タイトルの「ヘルレイザー」は俗語で“放蕩者”の意味だが、言葉そのままだと「地獄をもたらすもの」となり、ダブルミーニングです。
“放蕩者”はヒロインの伯父のフランクがSMプレイっぽいのが好きな、やんちゃ坊主であることである。
また、パズルボックスを解いて、地獄の門を開けてしまったので、「地獄をもたらすもの」でもあります。
語呂が良いのかプロレスラーの名前にも使われていますね。
クライブ・バーカーが自ら監督を努めたので、「原作とちがーう」ということはありませんので、ご安心ください。(作者自身が監督したのはこの一作のみ)
物語は
ヒロインのカースティのやんちゃな伯父フランクが中華街でパズルボックスを購入して、地獄の門を開いてしまい、その家にヒロインと父親と継母ジュリアが引っ越してくるところから始まります。
引っ越しの最中、父親が偶然にも手を怪我してしまい、その血が2階の部屋の床下に吸い込まれたことによって、地獄の魔道士(セノバイト)たちにバラバラにされた肉体が復活してしまったことから惨劇の幕開けです。
物語の主筋は、実は以前からできていた継母と伯父が、伯父の肉体を再生しようと殺人を犯していくものです。
濡れ場もあり、まあ、実質的にこの継母がヒロインみたいなものですが…
伯父のために、バーで次々と男を誘惑していきます。
しかし、餌食になる男性陣が笑えますね…
ハゲたおっさん、イキったおっさん、眼鏡で七三のおっさんなど、ちょっと同じおっさんとして、切ないですね…
また、髪型や服装がいかにも80年代ですね。
年配の方にはそこも見逃せないポイントかも知れません。
CG以前の特殊メイクで作られた復活間際の皮膚のない体とか、伊藤潤二の漫画が好きな方には嬉しい(?)描写です。
そして謎のホームレス!
ツイン・ピークスも最近の作品はホームレスが怖い人でしたが、欧米の人はそういうイメージなのでしょうか?
そして、伯父に襲われそうになり、逃げる時にパズルボックスを奪ったヒロインは病院でパズルボックスを解いてしまいます。
魔道士たちに伯父が逃げたことを告げ口し、魔道士たちに捕まらないようにするヒロイン。
父親を殺し、皮膚を奪って父親になりすます伯父。
ついに継母も殺し、ヒロインも絶体絶命の危機に魔道士登場!
伯父を連れ帰ってくれるもヒロインにも迫ってくる!
パズルボックスを閉じたことによって魔道士を地獄に送り返します。
パズルボックスを焼いて消滅させようとすると件のホームレスが登場し、翼竜の骨に変身し、何処かへと去っていきます。
伯父の最後の言葉「Jesus wept」は、次のパート2でもキーワードになります。
日本語字幕では丁寧に「イエスは泣き、俺は復活する」としています。
この「Jesus wept」は英語の聖書では有名なフレーズでヨハネによる福音書の11章35節にあります。
この11章はイエスが唯一、人を蘇らせた奇跡を行った箇所です。
「Jesus wept」といえば、復活に関するのだなと欧米人ならピンとくるところです。
我々日本人にはピンときませんので、翻訳家の方が「俺は復活する」という語を入れてくれています。
実は第二作への伏線ですので気にしておいて下さい。
また、最後に中華街でパズルボックスを買おうとしている人に向けて、「お望みのものは?」という冒頭と同じセリフで締めくくりますが、元の英語は「What’s your pleasure?」なので「あなたの快楽は何?」とも訳せます。快楽=苦痛をもたらすパズルボックスを表していますね。
第二作
こちらは純然たる前作の続きです。
冒頭で前作の振り返りがあるので一作目を未見でも話の筋は分かります。
(洋画にしては親切設計ですね。)
タイトルの「ヘルバウンド」は「地獄行き」の意味です。
文字通り前作でも登場した異空間=地獄で物語は展開されます。
そして、ピンヘッド誕生の秘密が明かされ、魔道士たちが実は元人間だったことが明らかになります。
今回のキーアイテムは継母の血がついたマットレスです。
また、今作のヤバい人は精神病院の院長先生チャナードです。
前作の事件の後なのでヒロイン、カースティは精神病院に入れられます。
なので今作の主たる舞台は精神病院と院長の家、そこに繋がった異次元空間(地獄)です。
物語は
冒頭、人間時代のピンヘッドがパズルボックスを解き、ピンヘッドへと変貌していくさまが描かれます。
実はパズルボックスを長年研究していた院長チャナードは現場に残されたマットレスを手に入れ、自傷癖の精神病患者を使い継母ジュリアを蘇らせます。
例によって皮膚のない姿がグロいですね…
ワインを飲み、タバコを吸い、包帯を全身に巻いて、お尻や胸を触らせ、院長にキスする継母の姿が最高に奇妙ですね…
マットレスを自宅に運び込ませた院長に不審を抱いた院長助手は院長宅に忍び込み、そこで継母の復活する恐ろしい光景を観てしまいます。
ヒロイン、カースティは夢で父親と思しき皮膚のない男から「地獄にいる助けて」とのメッセージを受け取り、地獄に行く手がかりに院長宅に行こうとします。
院長助手はヒロインの精神病院の脱走を手伝い、ともに院長宅に忍び込みますが、継母に見つかり、殺されてしまいます。
また、ヒロインも継母に失神させられ、その間に院長は自閉症で患者である少女、ティファニーにパズルボックスを解かせ、自宅を異次元(地獄)へとつなぎます。
ヒロインと自閉症の少女、院長と継母が地獄へと入っていきます。
ピンヘッドはヒロインの持つパズルボックスを全く違う形に変形してしまい、前回のようにパズルボックスを戻すことによって異空間を閉じることを防ぎます。
それぞれの地獄が用意されている中、ヒロインは父親の地獄と思われる実家にたどり着きます。
しかし、そこは前作の伯父の地獄でした。
そして、ヒロインに「助けて」とメッセージを送ったのも伯父でした。
伯父から逃げる時に継母が介入、伯父から心臓を抜き取ってしまいます。
一方、院長は新たな魔道士へと改造(?)されます。
強風に吹き飛ばされそうになるヒロインと少女の元へ継母が訪れます。
間一髪、難を逃れたヒロインと少女、継母は皮膚を残して、吹き飛ばされてしまいます。
走って二人が逃げた先は精神病院でした。
現実に戻れたのかと思いましたが、そんなことはなく、ここは院長の地獄でした。
入院患者を弄ぶ院長、逃げ出した二人がたどり着いた先はピンヘッドたちがいる部屋でした。
絶体絶命の危機に、院長宅にあったピンヘッドの人間時代の写真をピンヘッドに渡し、魔道士たちがかつては人間だったことをヒロインは告げます。
動揺し始める魔道士たち。
そこに魔道士と化した院長が現れます。
人間の記憶を取り戻したピンヘッドが二人を救うため、院長に戦いを挑みます。
一人また一人と院長に倒される魔道士たち。
倒された後は元の人間の姿へと変貌します。
そして、ピンヘッドも倒されますが、そのスキに二人は逃げます。
パズルボックスで異空間を閉じなければと閃いた少女は、ヒロインとともに元の迷宮へと行きます。
継母の抜け殻が持っているパズルボックスを取り、少女はパズルボックスに挑みます。
再び現れる院長が少女はに襲いかかります。
ヒロインはふっとばされ、その後、継母が現れ、院長にキスします。
そのスキを狙い、少女はパズルボックスを閉じます。
再び攻撃する院長。しかし、地面に武器を刺してしまい自爆します。
崖から落ちてしまいそうになる少女を継母が救います。
なんと、その正体は継母の皮を被ったヒロインでした!
時間差で閉じていく異空間を脱出する二人。
ハッピーエンドですね。
そして、エピローグ。
院長宅らしきところで、引っ越し業者がダンボールを運んでいます。
この業者の二人、第一作に出てきた二人ですね。芸が細かい(笑)
血まみれのマットレスを一人が触るとマットレスの中から腕が出てきて吸い込まれます。
業者のもう一人が来ると下半身のみがマットレスの外にあり、マットレスの中から劇中に何度か出てきた、拷問の柱が回転しながらせり上がってきます。
その柱にはピンヘッドの顔から、その他の魔道士や魔物たちが張り付いていて、最後にイナゴにたかられているキリストと思しき顔がこう言います。
「お望みのものは?(What’s your pleasure?)」
地獄の柱なのにキリストが張り付いているとは凄い皮肉ですね。
この辺が大学で宗教などを学んでいたクライブ・バーカーらしいところです。
これは第四作の最後のセリフにも現れているので気にしていてください。
また、パズルボックスにより繋がった異次元空間の核のようなものでパズルボックスが鉾のような姿に変形したものの巨大なオブジェがリヴァイアサンと呼ばれています。
リヴァイアサンは我々現代日本人にはテレビゲーム「ファイナルファンタジーシリーズ」で有名な海のモンスターですが、ここではシステムの様な意味で使われています。
第三作
今回は前作までの主人公が前作で開放されたので、新たなストーリーの始まりです。
タイトルの「ヘル・オン・アース」は「地上の地獄」の意味です。
今回のキーアイテムは前作最後にマットレスからせり出してきた柱です。
また、今作のヤバい人はクラブのオーナーです。
物語は
クラブのオーナーJ・Pモンローが画廊で例の柱を購入するところから始まります。
そして、今回のヒロインはテレビの駆け出しキャスター、ジョーイです。
スクープをねらっていると、ある日病院に鎖で引きちぎられる男を見てしまいます。
その男の関係者を当たるうちに家なし娘テリーと知り合い、柱を売っていた画廊を突き止めます。
そこで前作の精神病院の記録を発見し、前作のヒロインの治療映像を入手します。
精神病院の記録からパズルボックスと悪魔について知ってしまいます。
また、前作で人間だったときの記憶を取り戻したピンヘッドですが人間だった時の意識だけが、ヒロインに助けを求めます。ヒロインの父親の記憶の夢を利用し、戦場の記憶から夢で出会い、パズルボックスを利用し、ヒロインの自宅の窓まで連れてくるように指示します。
しかし、柱にいるピンヘッドはクラブのオーナーを使い、柱から見事に復活します。
また、今作では殺された人間が直ちに魔道士となります。
DJがCDを手裏剣のように投げつけ、カメラマンだった男は目からカメラのレンズを出して伸ばし攻撃します。そして、アルコール好きの男はそのアルコールを使って火炎を吹きます。
クラブを惨劇に変えた後、ピンヘッドはヒロインをおびき寄せます。クラブのオーナーや家無し娘まで魔道士に変えられ、追い詰められますがパズルボックスを開き抵抗します。
途中、協会に逃げ込んだヒロインに聖書の言葉を使って皮肉を言うピンヘッドがキリスト教圏だとかなりきつい皮肉を言っています。
ヒロインの夢を利用し、ヒロインの父に扮し騙そうとするピンヘッドですが、夢の中に入り込んだせいで、かつての自分だった姿と対決する事となります。ピンヘッドと一体化した元の人格は地獄に送り返すように言います。パズルボックスを変形させ鉾のようにして突き刺し、見事、ピンヘッドを地獄に送り返します。
ヒロインはパズルボックスを工事中のビルの基礎に埋めてしまいます。
その場所にビルが建ち、内装などがいかにもパズルボックスとなって終幕です。
(パート4に繋がります)
今回はヒロインの夢がキーワードになります。
ヒロインの父親に関する夢からピンヘッドの善意の姿と魔道士としての姿が入ってきます。
タイトルの「地上の地獄」の通り、今作で初めて、魔道士たちが街で暴れます。
なぜか街中で爆発が起こったり、そんな能力、ピンヘッドにあったの?という部分が、この三作目の評価が低い理由でしょうか…
「エルム街の悪夢」のフレディが夢の中でしか暴れられないはずなのに現実に出てきてしまって、番外編扱い担ってしまったシリーズ第二作みたいなんですかね…
冒頭、柱を売りつける謎の男はホームレス風ですね。アメリカ人はホームレスがヤバい人という印象があるのでしょうか?
また、前作までと違い、ピンヘッドに殺された人間が直ちに魔道士へと変貌します。この設定は次回作でも引き継がれます。
前作の最後からあったピンヘッドの人間時代はまともな人だったという伏線が回収され、次回作は見事に最初のピンヘッドのキャラに戻っています。
第四作
クライブ・バーカーは日本人にもわかりやすい話を書いてくれます。
この4部作は見事に起承転結となっており、前作のパート3で新しい人物が登場し転となり、今作では結で、まとめるため、ついにパズルボックスの誕生の秘密が明かされます。
タイトルの「ブラッドライン」は「血脈」の意味です。
物語は
いきなり未来の2127年の宇宙基地で始まり、過去を回想していく形で、この博士の先祖とパズルボックスの話が語られていきます。
そのパズルボックスは18世紀フランス、主人公の先祖、玩具職人ル・マルシャンが悪魔を崇拝する老貴族デ・リールの依頼で作成されます。
手下の若い貴族がナンパしてきた女を殺し、悪魔召喚の儀式を始める直前に先祖はパズルボックスを届けます。
先祖は怪しい雰囲気を不審に思い、儀式を覗き見してしまいます。
老貴族は殺した女を皮だけにして、パズルボックスを用いて悪魔召喚の儀式に成功します。
知り合いの医者に相談した先祖は地獄の扉を開く機械を作ったのなら、閉じる機械も作れるはずだと言われ、閉じる機械を考案し、また、パズルボックスを盗み出そうとします。
侵入した屋敷で老貴族は殺されていて、女悪魔アンジェリークと若い貴族はお楽しみの最中でした。
しかし、見つかってしまい、殺されてしまいます。
そして現代1996年、子孫は女悪魔の夢に悩まされます。
建築家として名を馳せた子孫マーチャント(マルシャンの英語読み)はパート3の最後に出てきたビルを建築し、賞を取って雑誌の表紙になります。
まだフランスにいた女悪魔は雑誌の表紙で子孫に気づき、子孫のいるアメリカに向かいます。
女悪魔は受賞会場に姿を表し、子孫に姿をアピールします。子孫は夢に現れた女を見て動揺します。
また、女悪魔は会場の冴えない男をひっかけて、地下の柱からパズルボックスを発見し、男にパズルボックスを解かせます。こうして、ピンヘッドは現世に復活します。
再び子孫の職場に現れた女悪魔は、そこで先祖の書いた光の永久機関の図を発見します。
子孫は女悪魔に、永久機関は理論的には可能だが、現実には不可能だと教えます。
その後、ビルの警備員を殺して、「誘惑など意味がない苦痛こそ必要」とピンヘッドが女悪魔に言い、妻と子供を誘拐して、子孫に永久に地獄とつながる仕組みの製造を依頼する。
子孫は魔道士を騙し、未完成の光の永久機関をさどうさせる。
しかし、子孫は魔道士に殺されてしまうが妻と息子は助かる。
また、女悪魔はパズルボックスに取り込まれてしまう。
そして、冒頭の宇宙ステーションに戻ります。
パズルボックスに取り込まれた女悪魔が魔道士の一人になっていますね…
そして、警備員も…
次々と魔道士たちの餌食となる宇宙警察の面々。
しかし、魔道士を騙し、宇宙ステーションを永久機関にして、魔道士を倒し、地球へと子孫は帰っていった。
ピンヘッドの最後の言葉が「アーメン」で、キリストを想像させる磔刑の姿のようなポーズが皮肉が効いていますね。
これでパズルボックスを巡る物語は終わりです。
しかし、最初は悪魔を召喚する道具だったのが、逆にパズルボックスを解いた人間を異次元空間(地獄)に引きずり込み、魔道士へと変貌させる装置に変わってしまったので、そこの「なぜ?」がまだ解明されていませんね。
そして、人間の皮をまとっているとはいえ、悪魔そのものの「姫」と呼ばれる女悪魔をも引きずり込み魔道士にしてしまうとは、箱によってつながる異次元空間(地獄)の方が上位の存在ということなのでしょうか?
余談ですが呼び出した女悪魔にアンジェリークつまり天使と名付けるあたりがクライブ・バーカーらしい皮肉ですね。
用語集
パズルボックス
作成した者の名前から通称「ルマルシャンの箱」
異次元空間(地獄)と現世をつなぐ力を持つ。
解く気のある者が触っていると勝手に動き出し、自ら開くこともある。
魔道士に向けると光を放ち、魔道士を地獄に送り返すことがある。
変形し鉾のような形になる。
時にピンヘッドが使用する鈎付きの鎖が現れ、人間を異次元空間に引き釣りこむ事がある。
パート4で宇宙ステーションを変形させた巨大なパズルボックスにより、箱も消滅した模様。
魔道士(セノバイト)
パズルボックスにより異次元空間(地獄)に引き釣りこまれ、苦痛による快楽を味わい変貌した人間の姿。
しかし、パート3からはピンヘッドが殺害した人間を即座に変身させている。
以下、作中に登場した魔道士
全作
ピンヘッド
その名の通り顔面に釘が刺さっている姿。
鈎付きの鎖を操り、攻撃する。
時に魔界の犬などを操ることもある。
パート3以降は人間を殺害し、即座に魔道士へと改造(?)している。
基本的には魔道士のリーダー格である。
正体は元軍人で戦争のPTSDにより、苦痛を伴う快楽を求めるようになり、パズルボックスを手に入れる。
パート1、パート2
女魔道士
喉が切り開かれ、むき出しの声帯から独特の声を発する。
元人間だが詳細は本編では描かれていない。
太ったサングラスの魔道士
一番普通の外見(笑)の魔道士。
単なるおでぶくんでは…
こちらも元人間だが詳細は本編では描かれていない。
唇のない爬虫類のような顔の魔道士
歯をカタカタいわせ、一番人間離れしている姿だが元の姿は普通の少年だった。
こちらも元人間だが詳細は本編では描かれていない。
パート2
変態医師の魔道士
元は医師のチャンドラー。
小さい頃からの生物の解剖に対する執着が外見化し、指先からメスなどの医療器具を彷彿させる武器を出す。
作中、ピンヘッド以下、他の魔道士を瞬殺して最強と思われたが、地面に刺さった触手が抜けなくなり、引き抜こうともがいて、頭に生えている触手を引っ張ったら首がもげてしまうという情けない最後でした…
以上はピンヘッド以外は、特別な攻撃手段を持たないとみられる。
以下はパート3以降の、ピンヘッドに即座に改造(?)された魔道士達。
ピンヘッドの遊びココロが溢れている。
パート3
ビデオカメラの魔道士
元はパート3のヒロインの同僚のテレビカメラマン。
右目にビデオカメラを持ち、街頭のテレビに見たものを映す。
また、そのテレビを爆破することもできる。
カメラを伸ばして人間の頭を貫くこともできる。
CDの魔道士
元クラブのディスクジョッキー。
CDを手裏剣のように投げる。
火を吐く魔道士
アル中の男?
顔面に有刺鉄線を張り巡らせている。
ガソリンを持ち、火を吐く。
頭にピストンを埋め込んだ魔道士
元はクラブのオーナーJ・Pモンロー。
セックス狂なのでピストン(?)
喉にタバコが差し込まれた女魔道士
元は家なし娘のテリー。
いつもタバコを吸っていた。
ずっと夢を見ることを希望していたが魔道士となり、かなった。
パート4
新たな女魔道士
元は人間界に召喚された魔界の女王。
現世にいるため人間の皮を被っているからなのか、パズルボックスに引きずり込まれ、魔道士になった。
もとの人間の姿で誘惑し、鏡の世界に引きずり込む。
双子の魔道士
元はビルの警備員だった。
通常は二人で一つだが、攻撃時は分離して、二人の間に人間をはさみ、両側から巻き取る。
リヴァイアサン
異次元空間(地獄)のシステム。
パズルボックスによって引きずり込んだ人間を、その欲望やトラウマに沿った地獄を作り出し、また魔道士へと改造する。
動画配信
現在、動画配信サービスでは、U-NEXTとHuluで配信されています。
未見の方は是非御覧下さい。
Blu-rayはこちら
やっとBlu-rayで初期4部作の発売が決まりました。
4Kリマスターで映像特典のディスク2枚です。
1枚づつのものも廃盤になり、中古価格が高騰していたので助かります。
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